この記事を開いたということは、あなたはまだキャンプ経験が無い、あったとしてもほとんど経験が無く、どのようにキャンプを始めたらいいか不安なのでしょう。
私自身もノリと勢いでキャンプを始めた結果、様々な失敗をしてきました。
今後キャンプを始める方がキャンプが嫌にならないように、キャンプを始める前にすべきこと考えるべきことを書いていきます。
経験者に話を聞く
まずはあなたの周りにいるキャンプ経験者にキャンプのプラス面・マイナス面を聞いてみましょう。
もし、周りにいなくてもこのブログのようにキャンプ情報を発信しているメディアなどを調べて情報を収集することは重要です。
キャンプのプラス面
- 外で食べるご飯が美味しい!
- 夜空や日の出がキレイ!
- 空気が美味しくリフレッシュできる!
- 普段楽しめないアクティビティを体験できる!
キャンプのマイナス面
- 夏キャンプで虫対策が不十分で虫に刺された。
- 冬キャンプで、防寒対策が不十分で寒すぎて眠れなかった。
- 夜に野生動物の声が聞こえてきて怖くて寝れなかった。
- トイレが汚くうんざりした。
など思わぬところで失敗し、その後二度とキャンプに行かなくなった。
という話は残念ながらキャンプ初心者の挫折あるあるです。
このブログでも出来る限りキャンプ場の情報やキャンプを楽しむためのアドバイスをしていくつもりですが、やはり生の声を聞くのが一番参考になります。
まずは、キャンプ経験者の体験談を聞いてみて「自分に合っているのか・1回だけ行って飽きないか」などを判断するのはとても重要です。
判断した結果
- 通常のキャンプではなくグランピングが向いていた
- テントで泊まるのではなくコテージやバンガローに泊まることの方が向いていた
- キャンプをするのではなく自然の中で遊ぶことが自分はしたかった
などに気付くことがあるかもしれません。
また、もし連れて行ってもらえるなら、経験者の方と一緒にキャンプをするのもオススメです。
自分のキャンプのスタイルを見つける
経験者に話を聞いたり連れて行ってもらって「それでもキャンプをはじめたい!」と思ったら、次はあなたがやりたいキャンプのスタイルを考えてみてください。
キャンプのスタイルって?
人数は? | ソロ?家族と?友達と? |
キャンプで何をしたい? | まったりしたい?アクティビティを楽しみたい? |
キャンプの豪華さは? | 豪華なキャンプ?シンプルなキャンプ? |
SNS映えは? | 世界中に発信したいか?仲間内で楽しむか? |
シャワーや入浴は? | 一日だけなら入らなくていいか? 温泉に入りたいか? |
など自分が楽しみたいキャンプのスタイルを大雑把でいいので考えておくのがオススメです。
なぜキャンプのスタイルを考えるべきなのか?
キャンプのスタイルを決めておくと様々なメリットがあります。
- 自分にあったキャンプ場を見つけやすくなる
- 余分なキャンプ道具を持っていくリスクが減る。
- キャンプに統一感が出てオシャレになる
やりたいキャンプのスタイルが変わることはもちろんよくあります。
私自身最初は一つ一つアウトドアショップにで気に入ったキャンプギアを買い集めました。
しかしやりたいスタイルを考えていなかったので、キャンプ場でそれらを並べてみたら統一感がなくてイマイチだったという経験があります。
キャンプギアを買い足して自分の理想のキャンプを目指すのはキャンプの楽しみの醍醐味です。
しかしキャンプギアも決して安くはない買い物です。
まずは自分の楽しみたいキャンプの形をイメージしておくと無駄な出費が減るかもしれませんね。
キャンプへの移動方法
キャンプ場へ向かう際の移動方法を考えることも重要です。
自動車
メリット
- 持っていける荷物が多い
- 複数人で乗り合いでキャンプに向かうことができる
- 車中泊キャンプもすることができる
デメリット
- バイク・自転車・徒歩と比較して料金が高い場合がある
- 道幅が狭く走行に苦労する場合がある
- 車高が低い車は道路の状況によっては底をこする危険性がある
バイク・自転車
メリット
- 車と比較して料金が安い場合がある
- キャンプ場に行くまでが楽しい!
デメリット
- デコボコの道やぬかるんだ道など転倒の危険性がある
- 荷物を積むためにはパニアバッグやアタッチメントなど追加の機器の購入が必要
- 持っていける道具のサイズに制限がある
徒歩
メリット
- 車と比較して料金が安い場合がある
- コンパクトなキャンプになるため設営や撤収が楽
デメリット
- 山奥などアクセスが悪いキャンプ場へ向かうのが困難
- コンパクトなキャンプギアは通常より高額
キャンプギア(道具類)について考える
キャンプを始める際に必要になってくるのがキャンプギアです。
しかし、一度に揃えるのではなく、まずは最低限買って足りないと思ったキャンプ道具を徐々にそろえていくことがおすすめです。
まず揃えるべきキャンプギア
テント
各々の体格に合わせてテントを選ぶことが重要です。
テントを選ぶ際には収容人数+1人を基準にしましょう。
(ソロキャンプなら2人用、3人でキャンプするなら4人用テントといった決め方です)
1人で利用するからと言って1人用のテントを選ぶと、横になれるだけで荷物が置けず苦労します。
シュラフ(寝袋)
シュラフ(寝袋)はキャンプに行く季節や気温によって選びましょう。
シュラフには快適使用温度と限界温度、下限温度が設定されています。
それぞれの温度についてはシュラフメーカーのナンガ様から引用します。
快適使用温度(COMFORT)
般的な成人女性が寒さを感じることなく寝ることができる温度域とされています。
下限温度(LIMIT)
一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域とされます。
極限温度(EXTREME)
一般的な女性がスリーピングバックの中でひざを抱えるくらい丸くなった状態で6時間までなら耐えられる温度域とされます。
特に冬キャンプではキャンプ場での最低気温がシュラフの快適使用温度を下回らないよう気をつけましょう。
チェア
椅子を選ぶ際の基準として「地面からの高さ」が重要なポイントです。
チェアは大きく分けて「ローチェア」と「ハイチェア」が存在します。
ハイチェア
ハイチェアは通常の椅子と同じような座り方ができる椅子です。
ダイニングテーブル等と同じ高さに併せられた椅子が多いため、食事の際に座る椅子としてオススメです。
一方焚火の際に火からの距離は遠くなってしまうことや収納時のサイズが大きくなりがちなことが難点です。
ローチェア
一方ローチェアは地面からの距離が近いため、焚火の際に火の温かさを感じやすいことがメリットです。
ただし、足を投げ出す姿勢になるため、食事の際に姿勢が取りづらいことや、立ち上がる際に少々コツが要ります。
持っていける荷物や資金に余裕があるならどちらも準備するのがオススメです。
余裕がない場合は自身の楽しみたいキャンプのスタイルを考えてどのようなチェアを購入するか検討しましょう。
テーブル
テーブルを購入する際には椅子に合う高さのテーブルを買いましょう。
また、そのテーブルの上で
- 包丁を使って食材を調理するのか
- バーナーで食材を炒めたり煮たりするのか
- グラスや皿、食器などを並べて食事をするのか
- テーブルの上にランタンを乗せるか
など何をするかを考えて、テーブルの大きさを検討しましょう。
コンパクトに運べて便利だからと購入した結果、スペースがなくて作業に四苦八苦してしまう可能性がありますので注意しましょう。
ランタン
ランタンの種類としては「ガソリンランタン」「LPガスランタン」「LEDランタン」などがあります。
それぞれに一長一短ありますので、自分がやりたいキャンプに合うランタンを選びましょう。
ガソリンランタン
ガソリンランタンは主に「ホワイトガソリン」を燃料として使うランタンです。
メリットとしては「光量が大きい」「比較的燃料が長持ちする」「炎の揺らめきが情緒的」などが挙げられます。
一方デメリットとしては「操作が(LEDライトなどと比較して)難しい」「メンテナンスが大変」「マントルなど消耗品がコストになる」などが挙げられます。
使いこなせればオシャレでかっこいいランタンですが、個人的には中級者以上向けなランタンだと思います。
LPガスランタン
LPガスランタンはOD缶を使用するランタンです。
メリットとして「ガソリンランタンより本体が安価(ガソリンランタンより数千円安い)」「ガソリンランタンより操作が楽」「炎の揺らめきが情緒的」などが挙げられます。
デメリットとしては「ガス燃料がガソリンランタンより高い」「冬場など気温が低い場合は使いにくい」という点があります。
ガソリンランタンほど手間はかけたくないけど、LEDの光のような人工的な光はちょっと…という方にオススメです。
LEDランタン
LEDランタンはLEDライトを使用したランタンです。
メリットとしては「ボタンを押すだけ点灯するので操作が楽だし安全」「メンテナンスが楽」「種類によってはモバイルバッテリーとしても使用できる」などが挙げられます。
デメリットとしては「炎の揺らぎがないので温かみがない」「デザインが無機質的になりがち」「操作が楽すぎてキャンプとしての楽しみが薄い」「種類によっては白色しか使えない」などが挙げられます。
危険な作業を避けたい方や機能性を重視したい方、メンテナンスの手間を減らしたい方にオススメです。
その他
上記以外にも
- バーナー
- コッヘル(クッカー)、メスティン、スキレットなどの調理器具
これらのギアもキャンプを楽しむ際には必要です。
しかし最初は急いで買うのではなく、家からカセットコンロとフライパンなどを持っていってキャンプを楽しみましょう。
その後、どのようなキャンプをしたいかがわかってきたら自分に合ったギアを買い揃えましょう。
せっかく買ったキャンプギアを使わなくなってしますのは非常にもったいないですからね。
キャンプ場の情報を調べる
最低限のキャンプ道具を購入した。
いざ最初のキャンプだ!と張り切ってしまいますが、落ち着いてキャンプ場の情報を収集しましょう。
まだキャンプ未経験の方にお勧めのキャンプ場はいわゆる「有名キャンプ場」です。
例えばもし自分がやりたいキャンプのスタイルが「自然あふれるキャンプ場」だとしても、初心者では突然のトラブルに対応できないことが多いです。
まずは売店や管理棟が設置されていて、トラブルがあっても管理人さんに相談できるキャンプ場を探すべきです。
また、キャンプ場によっては冬場のシーズンは営業していなかったり、ゴールデンウイークや夏休みは料金が通常より高かったり(いわゆるハイシーズン料金)するので、ホームページに料金についてしっかりと記載してあるキャンプ場を探しましょう。
キャンプ場で過ごす時間について考える
キャンプ場で過ごす際にはどのように時間を使うか考えましょう。
初めてのキャンプではテントの設営などにも四苦八苦しがちです。
11時にチェックイン出来たのにテントを設営し終わったら、13時を過ぎていたということもあり得ます。
また、スムーズに設営が出来た場合もそれはそれで時間が余ってしまい、手持無沙汰になって退屈しがちです。
暇つぶしのための本をもっていったり、キャンプ場に付帯する施設などで遊べるかを調べておきましょう。
まとめ
以上がキャンプを始めたいと思ったときにすべきことです。
キャンプは失敗も楽しい経験となりますが、余計な失敗が出ないように出来る限りの準備はしていきましょう!
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